心踊る方へ

印象に残ったことを書き残す場所

弱いつながりが教えてくれたこと

これは、私の勘違いから始まった大阪での話です。自分から行動してみることで、人生はいろいろ面白いことに巻き込まれていくと実感しました。

 

ごく普通の大学生が、こんな場所に居ていいのか。そんな光景が目の前にありました。田中泰延さん、マエダショータさん、はあちゅうさん、野口卓也さん、金そよんさん……。

 

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あまりの豪華さに、大人の会話に邪魔をしてはいけない、皆さんの時間を奪ってはいけないと感じてしまうほど。

 

いつものずうずうしさを発揮できず、ウーロン茶を片手にひたすら味穂のたこやきとおでんを食べていました。また会えるという保障もない中、事前に皆さんのブログを読み、聞きたいリストをメモしたiphoneの画面をそっと閉じました。

 

後悔の思いもあり、伝えられなかったこと、感じたこと、反省したことを書きます。

 

このブログをきっかけに、会いたい人には自分次第で会える可能性があるという希望と、思いを行動に移す大切さを見出してもらえたら嬉しいです。

 

そして、勇気をだして会いたい人に会うことで、掛け替えのない時間が自分の財産となり、自分を見つめ直すきっかけにもなることをお伝えします。

 

 

 

 

以前からTwitterで繋がっていた、田中泰延さん。”ひろのぶ党”というコミュニティーも形成されるほど、ファンが多い。私もその一人でした。一度存在を知ってしまうと何だか気になってしまう、無視できないような存在の方です。

 

また、元電通のコピーライターというご経歴上、圧倒的なユーモアと心に刺さる言葉を日々つぶやかれています。泰延さんから、言葉の大切さ、面白さ……そして強さを学ばせていただきました。

twitter.com

 

フォローして日が経つほど、まだお会いしたことないはずなのに、何故か近く感じてしまう。そんな不思議な距離感が泰延さんの魅力でした。きっと誰の心にもスッと入ってくるような言葉で表現されるので、自然と身近に感じてしまうんだと思います。

 

数ヶ月前の私は何故か、泰延さんが東京で働いていらっしゃると思い込んでいて……。よく行かれる料理屋さんを調べたことで、大阪にいらっしゃると知りました。その途端、”今会わなければ会えなくなってしまうのではないか”という直感と危機感を抱きました。

 

いつか会えるだろう。そんな風に思っていても会えない。向こうから会おうと言ってもらえるなんて、到底考えられない。そう言ってもらえるように自分を成長させることも、ひとつの手段なのかもしれません。

 

しかし、私はいつになるか分からない先のことよりも、今自分から会うことの方が大切だと思い、動きました。その思いは、就活時に読んだ本がより強くさせてくれました。

 

 

本書の主張自体は「旅に出よう」というもので、主に観光についての本です。この本の中で印象に残っている言葉が、今回の旅を決める一押しとなりました。

①深い知り合いとの関係よりも、浅い知り合いとの関係のほうが、成功のチャンスに繋がっている。

②人生の充実のためには、強い絆と弱い絆の双方が必要なのです。

③ではぼくたちはどこで弱い絆を、偶然の出会いを見つけるべきなのか。それこそがリアルです。身体の移動であり、旅なのです。

 

また、本の最後には「哲学とは一種の観光である」と書かれており、下記のように説明されていました。

観光客は無責任にさまざまなところへ出かけます。好奇心に導かれ、生半可な知識を手に入れ、好き勝手なことを言っては去っていきます。哲学者はそのような観光客と似ています。哲学には専門知はありません。哲学はどのジャンルにも属しません。それはさまざまな専門をもつ人々に対して、常識外の視点からぎょっとするような視点を一瞬なげかける、そのような不思議な営みです。

 

改めて今振り返ると、私にとって今回の大阪はまさに旅でした。本の中の説明とは矛盾しているところもありますが、私は観光客であり、泰延さんはまるで哲学者のような方で、何度もどきっとした言葉を投げかけられました

 

泰延さん以外からも投げかけられた言葉の数々に、発見と反省がありました。弱いつながりが教えてくれたこと。それは、①言葉の大切さ②客観的に見た自分の姿世の中とどう共存していくか。大阪に行って本当に良かったです。

 

 

 

元々人間関係で悩んでる事があり、身近な人に相談できる内容でもありませんでした。そこで、ふと思い浮かんだのが泰延さん。身近でない人だからこそ、気軽に相談できることってありませんか?まさに、コレが本に書いてあった弱いつながりでした。

 

私は基本的に、自分のことは自分で何とかしようと思い、人に相談することがあまり得意ではありません。しかし時には、もうこれでは自分で考えても埒が明かないと抱え込んでしまうこともあり、今回はそのような相談でした。

 

メッセンジャーで相談した結果、大阪に来て話してごらんという展開となりました。お会いしこともないのに、いきなりそんな風に仰ってくださり、初めは「行きます!」といつもの調子で言ったものの、冷静に考えると恐れ多しことで、本当にいいのかなと不安になりました。

 

しかし、泰延さんによるサプライズは続きます。元々お仕事で大阪に来ていらっしゃった、はあちゅうさんと野口卓也さんと飲む予定があった所に呼んでいただけることになりました。

 

はあちゅうさんは、実は2014年の年末に出場したビジコンで一度お目にかかったことがありました。しかし、その際は一言も話せず、もどかしさが残っていました。

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昨年は、はあちゅうさんと村上萌さんがプロデュースされた週末野心手帳に本当にお世話になりました。就活中、一日に何度もOBOG訪問がある時は、一日分の半ページに誰とどこで、何時に待ち合わせか。何を聞くのか事前に書いておく。

 

時には日記や気づいたことを書くメモ代わりになったりと、どこに行くにも毎日手に離さず持ち歩いていました。1日用のページ下の方に、はあちゅうさんと萌さんからの一言アドバイスが書いてあり、それを読んで心を落ち着かせたり、気分を上げる日も。

 

 

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「それ手帳なの?分厚くない?」と聞かれますが、私の1年がぎゅっと詰まった大切な手帳です。端が切れてボロボロになるまで使いました。この手帳に出会えて本当によかったなと思っています。なので直接、はあちゅうさんに手帳の感謝の気持ちを伝えたいなと思いました。

 

野口さんはまだ面識のない方でしたが、ITやメンズ美容界隈ではとても有名で、仲の良い男性はBULK HOMME(バルクオム)を使っている人が本当に沢山いました。肌が本当に綺麗になったんだよと、目を輝かせていた友人も何度も見てきました。

 

また、以前からMTRLで連載されていた黒歴史のつくりかたを拝見しており、連載の初回に書いてあったこの言葉が、今このブログを書くにあたって胸に刺さっています。自分の失敗を素直に受け止める必要があると思えました。

 

「本当にこれが正しいと思っていたのに……」

と頭を抱えるような反省ほど、自分を成長させてくれるものなんだ。だから、振り返ってみて恥ずかしい思い出があるというのは、むしろいいことなんだよ

 

 一度に、泰延さん、はあちゅうさん、野口さんの三人にお会いできる。皆さんに憧れてお会いしたいと思っている人が、世の中にどれだけいらっしゃるか。本当に自分は恵まれていると思えました。

 

ここで終わりかと思いきや、さらに胸が高鳴る事態が起きます。

 

マエダショータさんも、いらっしゃることになりました。ここまで豪華な展開があるのか。マエダさんと言えば、「広告業界という無法地帯へ」というブログが広告業界だけでなく、メディアを通じて世の中の人々に読まれ、気づきを与えました。

 

言葉からその情景が見え、自然と身に沁みる文でした。言葉だけで、様々な人の姿が見えてくる、その場に自分が居ないにもかかわらず、心が締め付けられるような感覚でした。

 

さらに、泰延さんとイベントで対談された、博報堂でコピーライターとして勤めていらっしゃる、金そよんさんもお越しになることになりました。阿部広太郎さんのブログも読んだばかりで、こんなにすぐにお会いできるとは光栄でした。

 

豪華になるほど、場違いなのでないかという不安と、こんな機会二度とないという嬉しさが募っていくばがりでした。そんな時、不安も吹き飛ぶ言葉を泰延さんからいただきました。

 

言うてみるもんやろ?


そうやって行動すると友達が増えて人生ができていきます。

 

ご縁が少しずつ積み重なり、素敵な出会いが生まれ、他人に巻き込まれることで、人生が面白くなっていく……。人生はこれからで、まだまだ面白くできると希望を感じた瞬間でした。

 

 

 

人間関係の相談は主に、皆さんと集まる前に、お昼から泰延さんとマエダさんのお二人にお会いして話しました。

 

不安はね、生涯たたかうべき敵なんだけど、それに勝てたものしか見られない景色があるんだ。大半が、それに抗おうともしない家畜みたいな人間ばかりなんだよ。だから勇気って大切なんだ。

 

マエダさんが伝えてくださった言葉ですが、不安に対しての勇気が必要ということをこのような文脈で伝えてくださる方は、今までいらっしゃいませんでした。自分で見つけられない言葉の重み。

 

今後不安なことがあっても、この言葉を思い出して踏ん張りたいと思えました。

 

あなたが世の中に不満な時は
あなたが願望している世界と
実際の世界が違うだけ
実際の世界を見ていないだけ

相手はきみに「こうあってほしい」
君は相手に「こうあってほしい」
どうもないわ
そこにいる人間をいるように愛せよまず

 

相手を思いやる気持ちからコミュニケーションが始まると教えてくれた泰延さんの言葉。人間は誰しも完璧ではなく、自分もその一人。

 

相手に自分の理想を押し付けるのではなく、まずはどんなに人に対しても目の前のその人を受け入れ思いやる。そうすることで、自然と自分も成長することもでき、視野が広がると気づかせてくれました。

 

 

「自分と他人の区別がついてない」

君の世界は君の自我の延長に過ぎない

 

ほんとうは、世の中というのは違う。
君の自我は、君が他者になにができるか、なにをしたかだけで満たされていくものなのだ

 

この泰延さんの言葉を聞き、まだまだ自分のためにしか生きていない人生を歩んでいるのだと、恥ずかしい気持ちでいっぱいになりました。と同時に、祖父が残してくれた言葉を思い出しました。

 

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最後の挨拶もできなかった祖父が、何か言葉を残してくれているのではないかといつも横にあったノートを開いて見つけた言葉です。今では私の大きな軸となっている言葉ですが、まだまだ世の中から見たら、自分中心で生きてしまっているのだと学びました。

 

春から社会人となりますが、この言葉をいつも心がけて過ごすことで、自分の人生大きく変わると確信しました。他人のために何ができるか。お世話になるお二人に私なりに考え、お会いする前に手作りノート専門店で、ノートを作りお渡しました。

 

とても喜んでくださり、相手の喜びが自分の喜びとして返ってきた瞬間でした。他人のために何ができるかを、これからの人生常に自分に問いかけて生きたいと思います。

 

ここまで長々と思い書かせていただきましたが、最後にあの場にいらっしゃった皆さんで全員一致したことがあります。

 

人間世界は言葉でできている

 

コピーライター、ブロガー、起業家。あの場にいた皆さんは、言葉と共に生きていると言っても過言ではないほど、常に言葉と向き合っている方達ばかりでした。様々な言葉を合わせ、文脈を作っていく。

 

そして言葉を尽くし、行動で示す。自分の見ている世界、感じたこと、伝えたいことを言葉にすることは簡単ではありません。しかし、言わなくても伝わるというのはコミュニケーションにおいて難しく、やはり言葉として相手に伝える必要があります。

 

また、相手に伝えるだけでなく、自分に対して自分に伝えるとき。自分の中で解決するときも、やはり言葉にならないとなかなか腑に落ちません。今回のブログも、言葉にすることで自分にも沢山気づきがありました。

 

これからも言葉と向き合い、言葉を大切にしたいと思います。たった一日、半日ほどでしたが沢山のことを学ばさせていただきました。田中泰延さん、マエダショータさん、はあちゅうさん、野口卓也さん、金そよんさん。本当にありがとうございました。

 

 

★ご紹介ブログ★

今回お会いした皆さんが書かれたコラム、ブログをご紹介します。数々のブログがありますが、心に残ったもの、是非ご紹介したいものをピックアップしました。

www.machikado-creative.jp

 

 

monthly-shota.hatenablog.com

 

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